「DCOM通信」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(ページの作成) |
|||
(2人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | DCOMは、アプリケーションを抽象化したオブジェクトとして捉えて、オブジェクト間でのメッセージの交換プロトコルを定義することにより、異なるPC間での分散処理を実現する分散オブジェクト技術の一つである。DCOM以外にOMGが策定したCORBAがある。 | |
+ | これらの分散オブジェクト技術は、相互接続ができない、ファイアウォールを越えられない、セキュリティ上の懸念などの課題があった。 | ||
+ | 2000年ごろにXMLのメッセージをインターネットの標準的なプロトコル(HTTP)で交換するためのプロトコルとしてSOAPが開発され、Webサービスの構築に利用されるようになった。現在では、JSONのメッセージをやりとりするRESTが普及している。 | ||
+ | こうした背景から、現在では、DCOMやCORBAは使われず、Webサービスでの実装がそれに変わっている。 | ||
+ | |||
+ | 参考 Wikipedia Distributed Component Object Model | ||
+ | https://ja.wikipedia.org/wiki/Distributed_Component_Object_Model |
2024年9月10日 (火) 02:57時点における最新版
DCOMは、アプリケーションを抽象化したオブジェクトとして捉えて、オブジェクト間でのメッセージの交換プロトコルを定義することにより、異なるPC間での分散処理を実現する分散オブジェクト技術の一つである。DCOM以外にOMGが策定したCORBAがある。 これらの分散オブジェクト技術は、相互接続ができない、ファイアウォールを越えられない、セキュリティ上の懸念などの課題があった。 2000年ごろにXMLのメッセージをインターネットの標準的なプロトコル(HTTP)で交換するためのプロトコルとしてSOAPが開発され、Webサービスの構築に利用されるようになった。現在では、JSONのメッセージをやりとりするRESTが普及している。 こうした背景から、現在では、DCOMやCORBAは使われず、Webサービスでの実装がそれに変わっている。
参考 Wikipedia Distributed Component Object Model https://ja.wikipedia.org/wiki/Distributed_Component_Object_Model