DCOM通信
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DCOMは、アプリケーションを抽象化したオブジェクトとして捉えて、オブジェクト間でのメッセージの交換プロトコルを定義することにより、異なるPC間での分散処理を実現する分散オブジェクト技術の一つである。DCOM以外にOMGが策定したCORBAがある。 これらの分散オブジェクト技術は、相互接続ができない、ファイアウォールを越えられない、セキュリティ上の懸念などの課題があった。 2000年ごろにXMLのメッセージをインターネットの標準的なプロトコル(HTTP)で交換するためのプロトコルとしてSOAPが開発され、Webサービスの構築に利用されるようになった。現在では、JSONのメッセージをやりとりするRESTが普及している。 こうした背景から、現在では、DCOMやCORBAは使われず、Webサービスでの実装がそれに変わっている。